若いころ、曾野綾子さんの「虚構の家」という本を読みました。
ホテルの経営者の家では、
いつもあらゆる種類の洗剤がある一定量確保されており、
お手伝いさんを使って、家事が清潔にシステマティックに
行われるのです。
そこの息子が潔癖症で、社会に適応できず、たいへん苦しい
思いをします。
そのころ、1970年代ですが、には社会が清潔さを求めてまい進しており、
農家で育った私でさえ、潔癖症に向かっていました。
しかし、この本を読んだ後、手洗いは止めよう、
潔癖症なんて幸せにはなれない、と思いましたことです。
身内に脅迫神経症の様子の人がいますが、
なかなか、生きるのが大変なようです。
以前住んでた家のお隣さんは、かんしょやみのおば様で、
お勤めがお休みの日には、ずっと拭いたり掃いたり磨いたり
してはりました。
あんまり磨くので、ガレージはいつも濡れた状態で、
ミドリゴケが生えておりましたな。
磨くという行為は、心を安定させるのですよ。
しかし、磨かなくっちゃ、となると心が不安定になってしまう、
と思うんです。
今回の新型コロナの問題でかんしょやみ系統の女性は、
消毒、洗う、などを徹底的にして、いるんでないかな~
でも、相手はウィルスだし、消毒などで防げるとは思えません。
運悪く感染しちゃうかもしれない。
でも、日本の医療はちゃんと対処して治してくれる、
と私は信じております。
個人的には、治らんかっても、高齢者だし仕方ないかな、とも。
このごろは、ネットもテレビと連動しており、
テレビニュースが断片的に見られたりしちゃうのですが、
私は極力見ないようにしています。
ネット記事はちょいちょい見ております。
過激なのやら、的外れ(と思われる)なのやらありますが、
なんか良さそうなのを見つけました。
国立国際医療研究センターの 惣那賢志(くつなさとし)先生
が書いてはる記事。
例えば3月6日発信の「今日から新型コロナPCR検査が保険適用に
PCRの限界を知っておこう」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200306-00166273/
いや~わかり易いわ~
惣那先生はいろいろなメディアのインタビューにも答えておられて、
youtubeで見られますが、ソフトで人を安心させる語り口で、
ほんとは怖くて警戒警報が鳴っている状態の私の心の緊張を
解いてくれはるのですよ~