「ママ、言うとくけど明日スケートやで」 娘
「え?明日美容院に予約してるんですけど」 私
「明日小学校の卒業式やからマゴタロー君お休みやねん、
言うたやろ」
聞いとらん、もしくは忘れとるし・・・・・・
こんなことはけっこうあり、
”私は忘れるので、変わった予定はまたは要望は
口伝後メールするように”
と言ってあるんです。
娘はめんどくさがりで、言った後1,2回はメールするけれど、
そのうちうやむやなんです。
もー、なんてヤツだ親の顔が見たいっちゅうの。
それから美容院にキャンセル&日にち変更のお電話をしました。
ん~ スケート行きたいし。
そして今日、そぼ降る雨、ラッキーでございます。
人が少ないんじゃね?
るんるんと(これは気持ちの上で、ほんまはよろよろ)滑っておりましたが、
やはり転倒はするわな。
リンクサイドで痛むおケツをなでておりましたならば、
スタッフさんが滑って来て、やんわりとヘルメット付けましょー、と。
日に2,3人は転倒で病院、ということがあるそうです。
先日コケたとき、とっさに丸まって頭はかばったので、
人間は本能的にそうできるもんだと思っておったのですが、
まー目に余るよろよろぶりだったのでしょう、
素直にヘルメット付けました。
そうしたら2回目の転倒のとき、疲れていたのか受け身がとれず、
後頭部を打ちました。
ああ、ヘルメットがあってよかった。
ありがとうスタッフさん。
さて、疲れてリンクサイドでお休みしているとき、
とても自然に美しく滑る二人連れのお兄さんたちがいました。
ひやー、ちょっと上手になるとあんな風にナチュラルに滑れるようになるんだ、
と感心していたのですが、
いやいや、いやいや、ちょっとやそっとではなかった。
そのお兄さんがさ、ちょいとイーグルしたり、
その後クリムキンイーグルしはるんです。
これは宇野昌磨クンですが、日本で他にやってる人いるかな。
羽生クンでさえ、このぐらい
ベスティスクワッドイーグルというそうです。
なんか、そのお兄さんのスケートに見入ってしまいました。
複雑なステップもしてはった。
その後、疲れたお団子ちゃんとスケート靴を脱いで、
娘と孫太郎を見ていましたところ、
リンクの外のベンチにさっきのお兄さんが座って休んではるのに気づきました。
イケメン(マスクしてたからようわからんけど)だし、なんかオーラがあるような。
女の子の年齢としては一番かわいい5歳児(知ってる、祖母バカ)を連れた老女は
誰も何も警戒しないし最強よね。
「すみません、失礼ですが、選手の方ですか」と話しかけてみました。
競技会に出ている人だったら応援しようと思ってさ。
「いえいえ、全然です」
「え~ さっきクリムキンイーグルされてたから
選手の方かと思いました」
「よくご存じですね。
僕あれしかできないんですよ」
そんなことはねぇやろ(心の中で)
めっちゃうまいやん。
しかし、大ちゃんを筆頭とした日本男子フィギュア陣の層の厚さを感じました。
競技会で結果を出す人たちは多くのフィギュア男子のトップのトップなんですね。
日本フィギュア界に栄光あれ!