hidehirato’s blog 旧・あんずは怒り、そして笑うのだ

日々を味わうシンプルな暮らしで、仙人に近づきつつあるシニアのドキュメント

進化している入院システム 負け惜しみ篇

というわけで、談話室から

 

 

結果的には肺炎で10日ほどの入院が必要であると。

 

「孫のお守りがあるので、入院するわけにはいきません。

通院治療はできないでしょうか。」

「抗生剤を点滴しますからねえ。」

「毎日点滴に通います。」

「点滴は一日3回ですよ。」

「・・・・・・・・・・わかりました」

 

私ももう入院は初めてではないので、ちょっと帰宅させて欲しいと

センセに懇願。

しぶしぶ許可を頂きました。

家では、読みたくて”お気に入り”にいれていたkindleの本を買い

ダウンロードしました、10冊。

これで時間をつぶせる。

 

病院では、咳がひどくて夜他の方たちに迷惑をかけてはいけないので、

個室をお願いしました。

緊急の患者さんが来たら、出てもらうかもしれないけれど、

という注釈付き(?)で、入ることができました。

 

 

お部屋は何だか曲がっており、入り口からは矢印の先の

ソファが死角になっています。

わたしはだいたい、ここで、お布団を丸めて台にし、

重い端末で本を読んでいました。

のんきなことを言っていますが、

ほんとにのんきで、お薬が画期的に効き、

夜には咳がでなくなったので、ぐっすり寝られるようになり、

そうするとお食事もおいしく食べられて、

動かず食べるのでみるみる腹回りが太くなっちまったのでございます。

 

その上、なんということでしょう、

入院セットレンタルサービスなるものがあり、

一日500円余りで、タオルやら下着やら貸してくださるのでする。

下着?いやちょっとそれは・・・と思うでしょうが、

ワタクシ若いころの潔癖症が雲散霧消しているので、

試しに(将来施設に入ったりするかもしれんし)お願いしてみました。

それは新品ではない、しかし清潔なグンゼの肌着、ショーツという名のデカパン、

綿のはきごちのいい靴下、でした。

お洗濯しなくていい。めっちゃ快適、めっちゃありがたし。

進化したシステムってこのことなんですけどね。

 

というわけで、前回の帯状疱疹のときのような痛みがないし、

苦しかった夜中の咳は1日で出なくなり、

何してるんだか、無為徒食じゃん、と思ってしまう

入院ライフでございました。

もちろん、夜中に渡る至れり尽くせりの治療には

感謝の他ございません。

 

おかげで、無事退院し、

安静に、とにかく安静に、と先生に言われたことを錦の御旗に、

その上、新しいベッド様のものがそこにあるし、

くーたらのんきに過ごしています。

 

治していただき、ありがとうございました。

世界に感謝です。