ワタクシ療養生活を送っております(家で)。
(ちょびっと痛いけど)平和な日々です。
入院していた病院
コロナでお見舞いなどの外部の人がシャットアウトされているので、
誰もいない談話室からです。
海が見えます。
病室。
後ろの木立はゴルフ場です。
ときどき業務用カートが通る、くっそー。
入院期間中にゴルフ設定日があったんです・・・・・・
調子が悪くてどっかが痛くて内臓の病気かと思い、
そしたらいろんな検査あるだろうな、
じゃあ検査が一度にできる総合病院にしよう、と受診してみたんです。
総合内科の先生は、「帯状疱疹ですよ、皮膚科に回しますね」と。
皮膚科の先生は 「入院しましょう」とおっしゃるんです。
ちょっと待ってください、心の準備ができておりません。
「なんとか、家での治療をお願いします。」
と言うわけで山のようなお薬を処方していただき、
家で飲んでいたら、よくなってる気はしたのですが、
2日目ぐらいから
”胃を荒らす副作用があります”というお薬で、
悪心&吐き気(同じか)、胃痛、がひどくなり、
今回皮膚科でかかっている病院の救急外来になんとか受け入れていただいたんです。
それからあれやこれや、車椅子で連れていかれた病室は4人部屋で、
お婆さんが2人すでに入っていて、大きな声でしゃべる。
しゃべらないときは、ラジオをつける。
ラジオは看護師さんに耳打ちしてお願いし、止めさせてもらいました。
翌朝も早朝からしゃべる。
一人は聞き役で、しかたなく相槌をうっているみたいだけど、
一人はでかい声で飽きることなく、一代記などをしゃべる。
うんとうんと我慢したけど、
「ワタシ入院は初めてでよく知らないんですけど、
静かにしていただけませんか、痛いんで」と、思わず言ってしまいました。
しばしの沈黙の後、
「みんな痛いんじゃ」との声。
その後私はよろよろとポチ(点滴スタンド)を連れてナースステーションに行き、
個室への変更をお願いしました。
空いてなかった・・・・・・
それから個室が空くまで2晩相部屋で過ごしてみてわかったのは、
ルール違反、規則違反をしている人は、言われても止めない。
ラジオは看護師さんに「イヤホンで聞こうね」と言われれば
直後はそうするけど、しばらくしたらまたイヤホンはずす。
言われて止めるようなまともな人なら、初めからそんなことはしない、
ということです。
苦しかった。
その分個室へ移ったときの、人の声の聞こえない幸せ。
なに病院で幸せ感じてんだってなもんですが。
そんなこんな、紙ベースで事務手続きがされるちょっと古い病院、
さすがに外来の支払いはクレジットカードでできますが、
入院の身代金は現金で、迎えの者に身柄を引き渡す、という形式です。
子供に桃山埋蔵金の在り処を教え、「うんとたくさん持って来てね。」
と頼んでおきました。
なんせ医療は100%オーダーメイドだし、その人手といったら
おそろしいほどです。
それが、それが、驚くことにワタシの予想の約半分でした。
日本の医療、その技術はもちろんサイコーですが、制度もすごい。
弱者をフォローする仕組みができている。
年取るということは、病気になりやすくなっちゃうし、弱者なんだなぁということが
ちょっと悲しいけど・・・・・・
日本の医療に感謝感謝でございます。