1月は私の誕生月です。
「誕生日なんか要る?要らんよな」
いつもは寡黙な夫が早口で言う。
いや、要るから。
ということで三宮にお食事に出かけました。
お食事も終わり、いよいよ目的地へ
前回書いた重いペンダントライトを買った日、
さんちかの隅のほうを歩いていたら
きれいな色が眼に入りました。
そばに行って見ていたら、
元オセロの中島知子さん(イメージ)みたいな
豹柄の(だったと思う、イメージ)タイトスカートをはいた
ナイスバディのお姉さんが寄ってきて、
「気に入ったら、着てみてね」とかおっしゃるのです。
(きゃー きれいなお尻のライン)
う~~んとワードローブの中身を思い出しつつ考えていたら、
「まあちょっと着てみて」と
私のコートをくるくると脱がし、羽織らせてくださいました。
「あらいいじゃないの」 知子さん
「きれいな色ですよね~」 私
「買っとき、買っとき」 と知子さん
「今日、もうお買い物しちゃったので、お金ないんです」 私
「カードでええよ」
「カードは旦那にばれるから嫌なんです~」
「じゃ、着払い、料金はサービスにしてあげるよ」
「あ、高速バスの時間がもうすぐなんです」
「そうなん、じゃ、こっちに来て住所氏名だけ早よ書いて
だれか着払いの用紙早よ持ってきて!」
と、怒涛の展開で、後日届いたのがこれです。
ほんとはもう少し赤みがかっているパープルのカーディガン。
へへ、お気に入り。
つまり、目的地はこのお店で、
また素敵な服あるかな?
ほんとうに知子さん(イメージ)は存在する?
と、あの夢のような展開を確かめに行ったんです。
お店に知子さん(イメージ)は居ず、
好みの服は見つかりました。
スマホではうまく色が出ません。
血のような深い赤です。
お店の方が包んでくださっているときに
その顛末をお話して、
「そーいうナイスバディの方いらっしゃいます?」
と聞いてみました。
「それは、店長やわ、さっきまでいはったんやけど」
え?え?それは営業トーク?
「すすめられてよかったです、とお伝えください」
と言っておきましたが、
なんか、いまだに、知子さん(イメージ)がほんとに存在したのか、
確信が持てないでいます。