hidehirato’s blog 旧・あんずは怒り、そして笑うのだ

日々を味わうシンプルな暮らしで、仙人に近づきつつあるシニアのドキュメント

半沢直樹 アゲイン

ここでブログを始める前、
別のところで書いていたのを、
ちょっと探してみました。
 
今テレビでえらい視聴率を獲っているらしいドラマ、半沢直樹
 の原作 オレたちバブル入行組  池井戸潤 です。
 
 
耽溺文庫2010年04月16日 金曜日 23:04:56
タイトル  不渡りを出した!

と融資先企業が相成ったとき、銀行は

当座解約通知書
  「不渡りを出すような信用不安のある会社に、
  名誉ある当座預金口座を開かせていたのでは当行の名折れなので
  閉鎖させてもらうぞ」

請求書
  「不渡りを出して信用もへったくれもなくなったから、
  お宅に貸したカネ、耳を揃えて返してくれ」

相殺通知書
   「お前の預金は借入金と相殺させてもらったから悪く思うな」

という書面を、
 
  「内容はばっちりだし、
   間違いなく相手に届けたぞバカヤロー」
 
という証明で送る
 
のだそうです。笑える~

池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」です。

いやぁ、久しぶりの大ヒット。上述のように読みやすい表現で
、銀行内の様子が描かれています。

主人公は偏屈ながらもできる行員で、
不正の責任を押し付けようとした上司を追い詰める。
この上司が生き生きとしたヒールで、ストーリーを盛り上げておりましたし、
それを苦労してやっつけちゃう、いわゆる勧善懲悪で、
すかっとします。

作者は都市銀行に勤めた経験があり、
銀行の内部の競争、
また銀行の社会的位置づけなども、
興味深いものがありました。

さ、イッキ読みしましょ!
 
 
 
 
 
 
祝、映像化成功
 
 
キったハった、の株の世界は、
一橋を出て、株式投資顧問会社を作り、ズルしてつかまっちまい、服役したこともある作家、
白川道さんの小説で知ったし、
覆面作家 倉橋康介さんの 「卑劣」 では、
生保会社のとんでもな内情を知りました。
もちろんゼンブがほんととは思わんけど、システムみたいのは、仄見えた気がしますよ。
家にいながら社会が見える幸せ
 
真実は細部に宿るので、その業界の内部を知悉していなければならないし、
また、ストーリーがおもしろくなければ、小説になりませんねー
池井戸さんは、兼ね備えております。
もー