あっというまに読めちゃいました。
社会派エンタメの池井戸潤さんの民王です。
やなヤツが理不尽なことをする。
その悪人をなんとか成敗して大団円、
というのが彼のパターン。
なので悪人とヒーローの落差が大きいほど
カタルシスを感じるわけです。
池井戸さんはやなヤツ描くのがほんまうまいんだけど、
それを読むのはけっこう気分が悪い。
それが、今回はギャグ、とんでも、社会問題、えええ~っ
悪人を微に入り細を穿って描いてなくて、
つまり、いつもと全然違ったんだけど、めっちゃおもしろかった。
ちょっと単純かも、ですが。
池井戸さん、2回も候補になったのに直木賞が取れず、
どっかキレちゃったのかしらん。
選考委員さん、なんで彼に直木賞あげないんですか!