なんと、旦那ちゃんが私に本を貸してくれましたよ。
なんで、”なんと”かというと、
夫は映像人間で、活字は苦手なんどす。
”ゴルフがうまくなる”と謳ったモノは、映像にせよ活字にせよ、
すべからく 妄想または煩悩 でございますわ。
わかっているのに、旦那ちゃんのオススメに、
読んで、実行しようとした素直な妻。
ドライバーのスライスを直すのは簡単、
グリップをストロングにすればいい、とか、
「と、書いてあったから、やってみる~」 私。
「いや、違うよ」 夫。
「え、え~?、いいこと書いてあるからススメたんと違うん?」
テレビのゴルフ番組で紹介していて、おもしろそうだから買っただけで、
上級者の感覚は、初級者の参考にはならんのだそうです
さて、ワタクシ 李歐 高村薫 を一気読みいたしました。
美貌(男性)の暗殺者をめぐるサスペンスです。
さすが、ページを繰る手が止まらないおもしろさ。
巷では、村上春樹さんの新作が初版で45万部、などと話題になっておりますが、
私は、村上さんの本を最後まで読んだことがありません。
何度か挑戦しましたよ。
しかし、脈絡のないストーリーは、苦痛で・・・・・・
読書の初級者が、ネームバリューに惹かれて村上さんを読もうとしたら、
挫折しちゃうんじゃないだろうか。
せっかく、もっともっと豊かな世界があることを、知らずに本から離れるとしたら、
もったいないことですわ。
1ページ目から、読者を引きつけて放さない、という本が、
世の中にはいっぱいあるのに。
浅田次郎しかり、
宮部みゆきしかり、
そうやっていろんな本を読んだ後ならば、
”上級者向け”の村上春樹も、面白く読めるのかも、です。
ゴルフもいつの日にか上級者になったらば(有り得そうもないけど)、
この本も理解できるのかもしれません