ほおー
・・・・・・で
ボロメオ家所有の、イソラベッラで宗教式を挙げたそうです。
イソラ・ベッラ!
数年前母と行った北イタリアで、
おそろしいほど青いマッジョーレ湖に浮かぶ島で
宮殿の一部が開放されており、なんちゃら家の所有だと聞いたような。
ボロメオ家だったんだ。
ベアトリーチェさんが船に乗るのを手助けするピエール王子。
しっかし、このドレスのふわふわ感は何~
船の上に立つベアトリーチェさん。
しっかし、この女神感は何~
夢のような世界です。
北イタリアの湖水地方とドロミテを廻った旅行も、夢のようでした。
私が撮ったイソラ・ベッラ
島の左側の段になった庭園を、上から。
マッジョーレ湖も美しかったけれど、
オルタ湖も真っ青で、そこに浮かぶサン・ジュリオ島に渡って、バジリカを見ました。
左後ろがサン・ジュリオ島です
水の次は山♪
マドンナ・ディ・カンピリオという小さな町に泊まり、町の後ろのグロステ展望台に上がりました。
7月だというのに雪を頂く、イタリアアルプスの山々。
峠越えのバスから見たコルティナ・ダンペッツォの街。
息が止まるほど美しい景色でした。
そこからドロミテの名峰 トレチメへ。
イタリアのお料理がおいしいのは当然ですが、
ちょいちょい越境するスイスがまたスイスとは思えない味の良さなんです。
私に似て(?)偏食仮面の母が、でっかいお肉をぺろりとたいらげたりしました。
まーそれは目を見張る特別なできごとで、
どんなにおいしくても基本母も私もたくさんは食べられないんですけどね。
リョヒは母持ちだったので、気が大きくなっていた私は、
泊まったホテルのレストランでお食事したりも。
「これはどう?」 「食べる~」
「あれはどう?」 「食べる、食べる」
「それはどう?」 「食べる、食べる、食べる」 ワタシと母の会話。
外国のお料理がボリュームがあるのはわかっているので、たくさんは頼みません。
スカンピのなんちゃら 一皿
パスタ 一皿
お肉 一皿
デザート 一皿
てな具合。
メイン1ヶのみ というわけにはいかないもんねー。
で、パスタ(一人前のはず)だけで2人とも満腹になってしまい、
そっからさきは難業苦行。
食べると言うたはずの母は、
「あんた食べ」 と責任放棄です。
「あんたナイフで鉛筆をけずるように、はじっこからちょびっとずつ食べとったな」
分厚いステーキを、もったいないからと必死で食べていた私を、
母が笑いながら揶揄しよりました、数年後のことですが
今思えば、
あのとき行っといてよかった。
母は今の私より年取っていたはずですが、すごく元気でした。
父を亡くした母に、美しい世界を見せるため、と銘打っていましたが、
実は私が行きたかった。
そのころ世の荒波と戦っていたのに、
何も言わず行かせてくれた夫にも、
今さらながら感謝感謝です。
その旦那ちゃんは、このごろ、松尾芭蕉のように世界中旅をしておりますが、
元気なうちにしっかり行っておいでと笑って見送るけなげな妻でございまするよ、ほほ。
ん~~芭蕉は世界中、へは行かなかったと思うケド。
リスボンで、
「有名な東洋人です」 と言われた銅像があって、
「松尾芭蕉!」と言うた人がおったけど、
それはないわなぁ。
正解は、ガンジー でした。