hidehirato’s blog 旧・あんずは怒り、そして笑うのだ

日々を味わうシンプルな暮らしで、仙人に近づきつつあるシニアのドキュメント

朝日新聞のタイミング

 お出かけしようとマスカラを塗っていましたならば、
ぴとっとまぶたに少しついてしまいました。
 
大丈夫です。
すぐなら綿棒でとれます。
 
ところが、ピンポーンと来訪者。
あせりつつインターフォンに出てみると、
朝日新聞です」
「新聞はとっていません!」
 
の間にマスカラは乾き、
仕方なくアイメイクアップリムーバーでとったら、
アイシャドウもアイラインもとれちゃいました、うぬぬ。
 
数日前にも、電話で、 
「2日間朝日新聞を入れますから、読んでみてください」なんて言われ、
このときはひまだったので、
「うそっぱちを書いて32年間も人をだましてたのをやっと白状した今、
 このタイミングで販促活動してるんですか?」
と皮肉を言ってみました。
上品な年配女性の声がわずかに怒気を含み、
「興味がないならけっこうです」
だって。
押し売りする側から、結構ですなんて言われたの始めてかも~
 
 
さて、なんでこのタイミングで朝日が記事にしたかというに、
書いた人が この春定年退職した んですってよ。
 
 
城繁幸さんという方がそれについて書いてはります。
腑に落ちます
 
城さんは人事コンサルタント、だそうです。
本も書いてらっしゃったり。
なにげに、東大卒。
(学歴にはちょと弱い
 
 
 
 
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ネタ元はここです。
 
 
 
 
「遅れ」の原因は、年功序列による社内都合?
 
   日本の大企業は今でも年功序列制度が根幹にあって、
年功の多い人がポストにおさまって組織を動かすことになる。
朝日新聞なんてご多分にもれず超がつくほどコテコテの年功序列組織で、
記者として優秀だった人が45歳前後以降に本社デスクや編集委員や経営陣に昇格していくシステムを
今でも堅持し続けている。

 
    たとえば、ある記者がスクープ記事を書いて、その時の上司たちが認めて紙面に載ったとする。
その10年後「あの記事は誤報かもしれない」と社内で噂になったとしても、
それを口に出来る者はまずいないはず。
というのも、問題の記者はもちろん、
記事を認めた上司たちもみな10年間の年功で上のポストに出世しているはずであり、
「あんたにも責任のある記事が誤報らしいんですけど」なんて誰も言えないからだ。
 
 
 
 
 
30年間やり続けた爆弾リレーがいよいよ爆発した
 
 いや、これがジャーナリズムという共通のモノサシを持っていて、
納得できないことがあればばんばん同業他社に転職できるジャーナリストなら文句も言えるだろう。
でも、朝日新聞社の社員はその多くが新卒で入って定年まで勤め上げるサラリーマンである。
社風に染まることはあっても、社風に逆らって泳ぐことなんてハナから期待しないほうがいい。
もちろん、本来は権限のある人間が率先して身を正すべきだったが、
年齢的に上がり待ちの彼らもまた、あえて泥をかぶる気にはなれなかったのだろう。
  なんとも低レベルな話だと思うかもしれないが、
同紙が30年間誤報をほったらかしにしてきた真相は、大方こんなところだろう。
言いだしっぺの記者が今春退職した直後だという事実も、それを裏付けているように見える。
30年間やり続けた爆弾リレーがいよいよ爆発したわけで、
まるで30年間の無責任の当事者みたいに見られている現経営陣には、筆者はちょっぴり同情している。
 
 
 
 
山田太一さんの名作「岸辺のアルバム」で、生活を守るため、
社会的には許されないことをする商社員の苦悩が描かれていました。
もう何十年も昔の本です。
 
そんな昔から、社会で頑張るオトーサンはみんなこういうジレンマ抱えているのかしらん。
 
しかし、天網恢恢疎にしてもらさず、
悪いことしたら、必ずばれる。
嘘ついても、かならずばれる。
 
間違えちゃったら、大恥をかいても、名声をなくしてもいいから、
訂正して謝ろうよ。
言い訳するよりそのほうが、信頼を取り戻せると思う。
 
も、自分で書いててクサくてたまりません。
小学生の正義感かよーでございます。
世の中に通じるわけないのも知っております。
ただ、私の信条。
 
 
ネットでおおよそ読んだのですが、
朝日新聞は、さすがにたいしたもんで、
捏造を認めたのに、全く謝罪してませんね。
 
泥舟がどこまで持つものやら。