hidehirato’s blog 旧・あんずは怒り、そして笑うのだ

日々を味わうシンプルな暮らしで、仙人に近づきつつあるシニアのドキュメント

健康診断は受けません

血を見るのと、痛いのが嫌いなだけなんですけどねー
 
医療過誤の隠蔽をテーマにした
まず石を投げよ  久坂部羊  です。
 
お医者様作家としては海堂尊さんほどのとんでもな派手さはありませんが、
軽いエンタメですいすい読めました。
 
その中で、人間ドックの無意味さが書かれているんです。
 
やー、わが意を得たり。
単なる怖がりに理論武装ができましたぞ。
 
曰く
 
ドック商売のコツは、健康な人に、いかに病気が隠れているように思わせるか。
   ・血液検査の正常範囲を狭くして異常値が出やすくする。
   ・尿検査のテステープにわずかな糖やタンパクを引っ掛けて、
    これ以上悪くならないように注意が必要、と脅す。
   ・胸のレントゲンで、小さな炎症や古い結核などを、気になるので半年後に再検査を、と脅す。
ドックの有効性、日本ではタブー扱いだけど、海外では疑問視されている。
 
なんてね。
 
 
小説の中で、だけど、これはきっとお医者様でもある作家さんがそう思ってるんでしょう。
 
そうだ、そうに違いない、と私も思う。
 
久坂部さんは、私と同い年です。
日本人の死に時ーそんなに長生きしたいですか という著書があるみたい。
いつまでも健康にとか、アンチエイジングなどと騒がず、
老化を素直に受け入れましょう、というようなエッセイであるらしい。
をを、これも読んでみたい。
 
頑張っても飛距離は伸びんよ。
夫や息子はどんどこ練習せぇとか筋トレせぇとか、まだ伸び代があるように言う。
無理だと言うと、根性が足りん、なんてね。
ええ歳して、根性なんてあるわけないじゃん。
老化を受け入れてゆるゆると練習したい。
相応の飛距離+小技でいこうと思っちょります。
 
 
 
ちなみに、今日夫が健康診断に行きました。