hidehirato’s blog 旧・あんずは怒り、そして笑うのだ

日々を味わうシンプルな暮らしで、仙人に近づきつつあるシニアのドキュメント

義父にインタビュー

義母の親戚筋に不幸があり、
夫が請われて、片道3時間の田舎へお連れすることになりました。
 
高齢の義父を一人にしておくわけにはいかないので、
私がお世話に行くことに。
 
ま、お世話ったって、義父のお食事は、義母が用意してくれていて、
私は、温めたり湯がいたりして、サーブするだけです。
 
イベントで、義父母宅に行ったら、みんなでわいわいするので、
義父のお話しをじっくり聞いたことはありません。
 
せっかくのチャンスなので、激動の昭和を生きた義父に、
ロングインタビューを試みました。
 
技術屋さんの義父は、海軍の通信兵として南方に行っていたそうです。
 
「国内では、肩についた星の数で、厳しく上下が決まっていますが、
 戦地では違うんです」
 
「え? 星の数より飯(めんこ)の数ですか?」
                 ↑ 
               経験のことですね
  これは、自衛隊出身の武闘派作家、アサダジロウさんの小説から得た知識
 
「いえいえ。
星の少ないならず者が、前方にいる星の多い者に、
”弾は前からだけ来るもんと思うなよ”と脅したりするんです。」
 
「え?、戦場では偉い人が、階級が下の兵隊を前に出して、
 弾除けにするんじゃないんですか」
 
「そんなことは、絶対ありません。
 必ず偉い人が前で攻撃していました。」
 
じ~~ん
なんか、感激してしもうた。
すべてがそうではないかもしれませんが、
少なくとも、義父のいた部隊は、
職業軍人さんが、その職務を誠実に全うしてはったんや。
 
 
 
てなことから、フレミングの右手左手の法則(死ぬほど苦手な分野)、
宗教、液化炭酸ガス、いっぱいお話聞きました。
 
若いときには、困ったなーずいぶん考え方が違うなー、と思ったもんですが、
今はそれが、とても興味深いです。
 
人に歴史あり、と深く感じた、楽しい1日でした。