「とにかく、私たちができることといったら、節電することよね」とAさん。
「そんなことしても、無駄ですよ」
言葉が口から滑り出てしまいました。
久しぶりに参加したウォーキングで。
「原発、今回のことで、専門家のようによくわかった。
報道は、普通のときにも、ちゃんと、危険性について
知らせるべきやな」と、Bさん。
「マスメディアは広告料で成り立っているんだから、
広告主のまずいことなんか、絶対報道しませんよ」
また滑り出てしまった。
こうやってみんな、大本営発表を信じたんやな。
結局、マスメディアだけから情報を得ていたんでは、
どんなに情報化社会になっても、
戦争に突き進んだあのころと全然変わらないじゃありませんか。
事実なんて切り口、編集で、どうにだって曲げられます。
真実を見出すのは、個人の考える力のみです。
あっちからの情報とこっちからの情報をすり合わせてみる。
んで、考える。
家庭用の電力なんて、すべての電力需要の3分の1です。
そんな中、だれかがちょっと節電したって、へのつっぱりにもなりません。
でも、工業用の電力をセーブすると、産業に大打撃になります。
世界で生き残るには、電力会社とガス会社が競争で需要を増やす、
なんてばかげたことをせず、
重要なエネルギー産業として、協力して、それは重電メーカーなどとも一緒に、
効率の良い、環境負荷の少ないエネルギー源、バッテリーなど考えていく。
エネファームみたいなやつね。
べき、とはよう言わない。
私は、メーカー信奉者なので、技術立国日本に期待しておりますんです。